みねのブログ

ゲームの感想とか

大逆転裁判2クリアしたので感想

大逆転裁判2クリアしました。めちゃめちゃ面白かったです!



大逆転裁判(無印)については発売日に購入してプレイし、ある程度は楽しめたものの未回収の伏線等が残って少し消化不良でした。周りの友人や世間的にもだいたいそんな評価だったと思う。
その後大逆転裁判2が発売した時にはプレイする時間が取れそうになかったので購入せず、でもレビューなどが無印の評価の低さを覆すほどに高評価なのはずっと気になっていて、少し前にダウンロード版がセールになっていたので買いました。
無印の内容もほとんど忘れていたのでまず無印をリプレイしてから2をプレイ。結果、ものすごく面白かったです!!というか2の内容がおおむね無印の解決編みたいな感じだったのでこれは絶対にセットでやるべきですね。だからこそ無印単体だとモヤモヤするんだけど。ともあれ、リプレイしてからやって良かった!おかげで120%楽しめた気がします!評価の高さも納得の良作でした。



以下ネタバレありの感想です。



ヴォルテックス卿があまりにもラスボスめいていたので逆にラスボスではないのではと思っていたら普通にラスボスで笑った。これは制作側も隠す気のないやつ。

一方で御琴羽教授の正体は全く予想してなかったので本当に驚いたし、最後の章で一瞬「伝説の二人」の探偵パートになるところはこのゲームやってて一番盛り上がったところかもしれない。正体が判明するまで御琴羽教授について良くも悪くも何の感情も抱いてなかったのですが、一気に大好きなキャラに浮上しました。それもここまで積み上げてきたホームズというキャラへの愛着と信頼があるから御琴羽教授の好感度が爆上がりしたんだと思うので、いや〜上手くできてるなあ!と感心するばかり。
洋装の教授はいかにも「ワトソン」なんだけど英国に来るまではずっと和装で登場するので気づかせないようにしてるのも上手い。それに名前が悠仁(=友人)なのもなるほどな〜!という感じ。ほんとここが一番気持ちよく驚かされました。

亜双義はシンプルに生きてて良かった。無印での、メインキャラだと思われたキャラが序盤で退場というのは千尋さんのオマージュかなと思いつつ、その死因がほぼ事故死みたいなのにはややモヤモヤが残ったので。そう、無印は全体的にスッキリしない事件が多く、爽快感が薄かったのもイマイチでした。でもそれも2で大体払拭できた。

亜双義が生きてたこと自体にはそこまで驚かなかったけど、検事として再登場というのには御剣…!!ってなりました。そもそもバンジークス検事は御剣っぽさあるから絶対最後の事件で被告人になりそう、でもそしたら検事は…??ヴォルテックス卿??などと考えていたためそのポジションに亜双義がおさまったのは非常に納得。得物の名前も「狩魔」だしね。やっぱり逆転裁判は親友と戦ってこそだなあ!御剣要素をバンジークスと亜双義に振り分けた感じが面白かったです。

今回すっごく良かったと思うのは、プロフェッサー事件の真相が判明しても亜双義玄真がクリムトバンジークスを殺し、バロックバンジークスが亜双義玄真を裁いたという事実は変わらないという点。事実は変わらないけど、真相が明らかになって死者達の物語が見えたことで亜双義とバンジークスが憎しみから解放されることができたのがとても熱かった。悲しい事実もたくさん判明したけど、前向きな終わり方ですごく良かったなあ。終盤、いつの間にか成歩堂と亜双義とバンジークスの三人でヴォルテックスを追い詰める展開になってたのが気持ちよかったです。

あとホームズはアイリスのこと赤ちゃんの時から育ててたんですね。てっきり6〜7歳くらいから同居してたのかと思いましたなんとなく。赤ちゃんの時から育ててたって、それは血縁なんてなくてもホームズがアイリスのパパだよ……実際、アイリスは血縁があるはずのバンジークスよりもホームズに雰囲気が似てるし。発明とかも、ホームズがやってたことを小さい頃から真似してたんだろうなあ。最後、アイリスがホームズをパパって呼んだ時は泣きました。アイリス=あやめ、もなるほどな〜!

お気に入りのキャラはホームズでした。有能なようでポンコツなようでやっぱり有能、っていうのがかっこよかった。シリアスで絶望的なシーンでもホームズが出てきてくれた時の安心感が半端なかった。ブレないキャラは好き。あとやっぱり御琴羽教授とのコンビが良い。アイリスとの父娘感も最高にいとしい。ヴォルテックスを追い詰める最後の手段をホームズが切ったのもホームズの裏主人公感が際立って好きな演出でした。

でもホームズ以外もみんな好き。最後の裁判の幕間で成歩堂が寿沙都さん、ホームズ、アイリス、御琴羽教授を思い浮かべて「家族」って言ったところでは本当にジーンとしてしまいました。御琴羽教授が含まれているところがいいんだよな〜。



とりとめがなくなってきたのでここで終わります。本当に面白かったです!
記憶が薄れてきた頃にまたプレイしたい。